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優勝の尾崎慶輔は「松山くんのひとつ先輩です」 (JOYX OPEN2021)
インコースからスタートしたこの日は、前半1アンダーで折り返すと、後半に3バーディ1イーグルの猛攻。
ボギーなしの66を記録して、いち早く6アンダーで上がると後から吉田泰基(よしだ・たいき)、小斎平 優和(こさいひら・ゆうわ)、出水田 大二郎(いずみだ・だいじろう)ら3人が続々と同スコアで並び、尾崎にとっては2年連続のプレーオフに突入した。
本戦のプレーは2時間半以上も前に終わっていたが、翌12日には10月の「日本オープン」の予選会を控えていたこともあり、「明日に備えてずっと練習していました」と、心も体も熱いまま臨んだ。
1ホール目の第1打を誰よりも前に飛ばし、フェアウェイからの2打目を誰より近くに乗せて、唯一のバーディで即決着させた。
比嘉拓也に敗れた昨年大会の雪辱を晴らしてみせた。
徳島県出身。
10歳からゴルフを始め、高知県の明徳義塾高校から宮城県の東北福祉大学へ。
「高校、大学共に松山(英樹)くんのひとつ上でした。でも、僕はたま〜にメンバーになれるくらい…」。
学生時代の主なタイトルもなく、今はチャレンジトーナメントの「AbemaTVツアー」から、レギュラー昇格を目指している30歳は「今日の優勝をこれからの弾みにしたい」と、意気込んだ。
なお、アマの部は3アンダーで回った関西高等学校1年の大嶋港(おおしま・みなと)さんが優勝した。
※「JOYX OPEN(ジョイックスオープン)」
多くのプロゴルファーを抱えるマネージメント事務所「JOYX(ジョイックス)」が、『すべてのゴルファーに捧げる』をコンセプトに2009年からスタート。
男女プロ、アマ、年齢問わずに出場権を付与。障害を持つアマ選手も参加できるなど、ゴルフの幅広い発展に貢献を続けている。
また、前立腺がんの早期発見・適切治療の大切さを伝える「ブルークローバー・キャンペーン」と連動し、出場選手はみな必ず青いグッズを身につけてプレーするなど、チャリティと啓もう活動にも力を入れており、一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)も後援として大会をサポートしている。
最終成績