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ファイナルQTトム・ワトソンゴルフコース 2022

出られる試合があるならABEMAツアーへも!藤田寛之は57位でフィニッシュ

26年ぶりのファイナルQTを戦い終えた53歳の藤田寛之。4日間通算2オーバーの57位という成績だった。

「苦しい自分のゴルフの中で、なかなかスコアを伸ばすことができずという感じでしたね。初日は少しショットが安定していたんですが2日目以降はかなり苦しくて。今日も4アンダーくらいは出したい気持ちでスタートしたんですが、精一杯のイーブンパーという感じでしたね」。

 

トム・ワトソンゴルフコースというコースと、ファイナルQTという雰囲気の中で、ツアーではできない思い切ったスイング面でのトライなどもできたと藤田。

この状況だからこそ見えてくるものもあると、まだまだ向上心が衰えていない一面を見せていた。

 

レギュラーツアーへの出場資格を獲得することはできなかったが、来シーズンはABEMAツアーへの出場資格がある。

「自分くらいの歳になるとこういう場所には来ずに、推薦とかで出場するということも考えられますが、プロゴルファーとして当たり前の資格をとり、チャレンジすることがプロとしての当たり前の姿だと思っているので、そういう意味ではABEMAツアーの資格も順番で取れたわけですから、スケジュールもありますが機会を見て出たいなと思っています」。

 

試合に出ることを大切にし、試合に出られることに感謝する。その姿勢こそがプロゴルファー藤田寛之の真骨頂だと感じさせられたファイナルQTでの戦いぶりだった。