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中日クラウンズ 2023

タイガとコウスケが和合初挑戦。先週優勝の鈴木晃祐「今週もまた自分のゴルフを」

同期のサクラが共に和合で初出場を果たす。
蟬川泰果(せみかわ・たいが)と、鈴木晃祐(すずき・こうすけ)はこの春、共に強豪の東北福祉大を卒業したばかり。


主将をつとめた蟬川を、副将の鈴木が支えた。
蟬川が、「僕なんかより、コウスケのほうがずっと上手い」と褒めちぎれば鈴木も、「タイガを見ていれば、自分の足りないところが見えてくる。技術も飛距離も気持ちもまだまだタイガが上」と、称え合う間柄。


昨季、プロのツアーで史上初のアマ2勝を達成した蟬川は、そのめざましい活躍が認められ、卒業式で管長賞&学長賞を受賞した。

チーム唯一の羽織袴で式典に臨んだが、鈴木との記念撮影時はなぜかトレーニング中みたいなラフ姿。


コウスケ&タイガの卒業式。同期のサクラ


「終わってすぐ着替えちゃったみたいです」と、笑い「タイガの授与式は僕も見ました。凄いなあ・・・と、思って見てました」と、仰ぐ。


今週の「中日クラウンズ」は、出場枠が狭い。
今季、ファイナルQT30位の資格で出る鈴木に当初、権利はなかったが、2週前に蟬川がプロ初優勝を飾った「関西オープン」で、最終日ホールインワンからの3位入賞。

「直近トップ10」のカテゴリーで、鈴木も蟬川と一緒に初出場できることになった。

前日火曜日は一緒に練習ラウンドし、共に和合を見て歩いた。

「落としどころがとても狭くてグリーン周りも難しい印象。でも攻め幅は、先週のコースのほうがタイトだった感じがします」という鈴木。


大学後輩の宮崎キャディ(左)も今年QT受験予定。先輩たちに続け!!


先週のABEMAツアー「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘(筑紫ヶ丘GC・福岡県)」で、プロ初優勝を達成した。

同大会の最終日を、鈴木と同組で回ったベテランの髙橋竜彦(たかはし・たつひこ)が、「必死で勝ちました、という感じではなかった。すごく余力を残して勝っちゃった、という印象を受けた。蟬川くん同様に、非常に実力がある子と感じた」と、後日感心して言っていた。

「そういうふうに見えたのなら嬉しいです」と、喜ぶ鈴木。
「以前なら、凄く回りの選手が気になったりしましたが、先週はそんなにプレッシャーを感じず、自分のゴルフだけに集中できた」と、成長を自負する。



今年63回を迎える伝統の一戦で、22歳が弾みをつけて和合に入った。

「クラウンズは出場人数が少なく、有力選手がぎゅっと集まった大会
という印象です。その中で、自分も良い流れで来られていると思いますので、今週もまた自分のゴルフをしていい結果が残せれば」。
コウスケが、タイガと和合に新風を吹かせる。

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