首位の韓国・高君宅(コグン・テク)とカナダのR・T・リーを最終日に1差で追う。
3日目は、4打差の4位タイから出て、1番から連続バーディを契機に7つ伸ばしてせっかく、トップに立ったがやっぱりこの日も、最終ホールはどうにも鬼門。
「今日はかなり良いプレーをしました。最後まで一歩も間違えませんでした」と自信満々で入った18番は、フェアウェイからの2打目をグリーンそばのバンカーに入れたとこから、計算狂い。
脱出の3打目が、グリーン奥のカラーまで飛び、パターで打った“バーディパット”がカップを越え、返しのパットも入れきれず。
パー5のダブルボギーで最後の最後にリードを譲った。
初日唯一のボギーも18番だった。
2日目は、パーに終わるなど「今週は今のところ、最終ホールで上手くいっていません」と首をひねるが、逆にいえば最終日にむけて課題はそこだけ。
プロ2年目の2018年から日本で戦い、コロナの渡航制限で参戦できなかった2020年を除いて、この5年で惜しい2位が3回。
本戦の18番と、プレーオフ2ホール目の池ポチャが響いてジンバブエのビンセントに負けた昨年5月のミズノオープンは、「全英オープン」でのメジャー初切符を得てもなお悔しさのほうが勝ったが、「自分のミスによる僅差のフィニッシュで、私は多くのことを学び、その状況から最善を尽くす方法を学んだと思う」と、キリっと確信。
「それら教訓のいくつかは、明日役立つでしょう」と、言った。
3日目18番のダブルボギーもまた教訓に、今度こそプロ7年目の初Vをつかみ取る。
明日はうまくいきますように。