スタート時はアマトップの単独3位で出た東北福祉大の蟬川泰果(せみかわ・たいが)さんと6打差がついていた。
「3日目終わって、凄い差があったので、ローアマとか考えずに自分のゴルフをしてという感じでプレーしました」と、宇喜多さん。
「今日は3アンダーで回れて良かったです」と、喜んだ。
蟬川さんは、涙の17位に終わった。
最終日の最終組で史上6人目のアマVを狙ってプレーし、前半の6、7番で続けてパー4でのワンオンにも挑戦。
プロも羨ましいほどの飛距離を武器に果敢に挑んだが、7番ではOBするなどスコアにつなげることができなかった。
「やることはやって、自信もあったんですけど、残念としか、悔しいとしか言いようがない」。
比嘉と星野の優勝争いも横目に「77」と崩れた。
「優勝争いに加われなかったことが悔しいです」。
1バーディ、3ボギー、2ダブルボギーのスコアカードを提出して、アテスト所から出てきたときにはもう目が潤んでいた。
「皆さんに注目をしてもらっていたと思うけど、期待を裏切ってしまった」と、涙が溢れた。
次のプロの試合は茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で5月12日に開幕する「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」。
「この悔しさを忘れないように。また技術を磨いて優勝争いに加わっていたいです」と雪辱を誓った。