4打差の6位から出て、1番で長いバーディトライを決めるなど、あと一歩首位に迫ったが、「消極的でカップに届かせられなかった」と、後半でも12番など、決め手を欠くパットに顔をこわばらせて何度も雨天を仰いだ。
3週前にマスターズで初出場を果たして帰ったばかり。
和合でもプロ以上の注目を集めて史上5人目のアマVを達成した昨年9月の「パナソニックオープン」に次ぐ、史上初のアマ2勝目にトライしたが、「もっと勇気を持ってパットが打てれば結果も変わっていた」と、悔恨する姿もプロ顔負け。
和合初のアマ勝者となるには及ばなかったが、プロと見まがう21歳の全力プレーに目の肥えた名古屋のゴルフファンも大喜びだった。
「たくさんの応援をいただきながらプレー出来たので、楽しい1週間でした」と、感謝し「また6月の全米オープンに向けて、しっかり準備していけたらなと思っています」。
悔しさを糧に、世界最強アマの世界挑戦が続く。