松山は、ファウラーと土曜日の朝第1組でコースに出て急上昇はなかったが、特に前半9ホールで、すでに超満員のギャラリーを魅了して歩いた。
最初2番でピンに近いバンカーから寄せてバーディを奪った。
3番は2打目をスピンで寄せて連続バーディ。
共にバンカーから打ち、ピンに当てるOKパーの4番、7番では左足下がりの不安定な姿勢からピン近くにくっつけしのぐ超難度の技を披露。
前半最後の9番はピン奥に落とした2打目が下り傾斜を伝って吸い寄せられた。
3アンダーで折り返した10番では2打目を左にひっかけ、アプローチも乗っただけ。長いパーパットを残してボギーを打ったが、11番で今度、右に外して約6メートル超残ったパーパットはしのいだ。
ティショットを左に外した12番パー3でまたボギーを打ったが、13番のパー5でバーディを取り返して“アーメンコーナー”と呼ばれる難所を抜けた。
ティショットを右の林のほうに打った17番ではボギーを叩いた。
18番もまた右林に入れ、2打目は木に阻まれたが、グリーンの手前に運んで奥約2メートルをパーセーブ。
4バーディ、3ボギーの「71」で上がった。
プレー直後のインタビューで「昨日に比べたら穏やかなコンディションだったんですけど、それでもしっかり風が吹いていましたけど前半はうまくプレーできたかな」と、話した。
通算5オーバーから最終ラウンドを迎える。
「風はずっとあると思うので、それを上手く利用しながら頑張りたいなと思います」と、最後の上昇を期した。