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「明けない夜はない」中嶋常幸が金曜日のオベーション

いま、まさに奮闘を続けておられる方々に向かってこの日24日も、大きな拍手を鳴らして労った。
自身のリスクも顧みずに最前線で、新型コロナウィルスの感染防止活動に携わる医療従事者のみなさんを讃えようと、欧米から始まったといわれる「フライデーオベーション」。
金曜日の12時を合図に、病院など医療施設に向かってその場に居合わせた人々で、感謝の拍手を贈る取り組みだ。
「僕らの安全と健康のために闘ってくださっている方々に対して、差別や偏見の言葉を投げる人もいると聞くけど、間違いもはなはだしいと思います。僕はみなさんへの感謝と大いなる敬意を込めて、毎週金曜日にやっています」。
感染拡大防止のための「ソーシャルディスタンス」についても、「ゴルフでいうと、ちょうどワンピン距離(※)。それ以上は近寄らない! みなさん、十分な距離をとって過ごしましょう」と、プロゴルファーならではの表現で注意喚起を呼び掛けた。
「今は本当に大変だけど、明けない夜はない! みんなで頑張りましょう」と、65歳の永久シード選手が元気な声をあげた。
※ワンピン距離…グリーンのカップに刺す旗竿の長さが約2メートル半ほどで、それと同等程度の距離を表現する際に使うゴルフ用語