「素晴らしいトーナメントと聞いていて、今年やっと来ることができました」と、今年ようやく実現した初出場への思いを述べた。
特に思いが加速したのは昨年の103回大会だった。
幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)が、日本勢初の大会Vで歴史を開いたばかりかその後、日本ツアーで初優勝から2勝を挙げた。
「本当に、彼はここで優勝してからひとまわりもふたまわりも成長しましたし、この大会が持っている意味は大きいと思います。日本との架け橋だと思うので、そこも素晴らしいですし、ぜひ2人目の優勝者になれるように頑張りたいです」と、石川の思いも高まっている。
この日の練習ラウンドも、その幡地と共にし、「いくつかシークレットなアドバイスをもらえたので、彼のアドバイスをどこまで生かせるか」と、ニッコリ。
初挑戦となるミルブルックリゾートは、「グリーン周りの難しさが印象深い。想像力とクリエイティビティが求められる」などと、さっそく攻略に頭を練っている。
アマチュアと共にラウンドしながら順位を競うフォーマットは2013年から5シーズン戦ったPGAツアーでも経験済みで、「楽しくできればそれが一番」。
石川の出場を、長く待望してきたという主催者の思いにも応える。
大会はもちろん、ニュージーランドに来るのも初めてだ。
火曜日恒例のウェルカムパーティでは、名物のラムチョップを試食し、「今まで食べた中で一番でした」と断言。
開幕前からさっそく現地メディアを喜ばせた。