
本大会で今季の初戦を迎えるまでの約2か月間は、とにかく体力強化に特化してきた。
昨季は、5月のミズノオープンで3年ぶりに通算3勝目を飾り、秋以降も「日本オープン」で今平と死闘を演じるなど活躍したがその後、股関節をひどく痛めるなどして賞金ランキングは6位に。
悲願の賞金王には届かなかった。
今オフは、まずは戦い続ける体作りと同時に、飛距離アップも課題。
「海外に行くと海外選手は僕のボールをキャリーで超える。280以上のバンカーを超すようにならないとなかなか厳しい…」と、鍛えに鍛えてたちまち4キロ増やして現状体重80キロ。
本人としては、成果を実感しているのに、本大会で昨年ぶりに会ったキャディさんはまったく気づいてくれなかった時のさみしさ…。
「けっこう頑張っているんですけどちょっとショック…」。
帰国後の筋トレにさらに拍車をかける、それもひとつのきっかけにする。
ギリギリまで悩んで投入した新ドライバーも一定の成果は感じるが、「もう少し調整は必要です。クラブも、試合をしながら調整ができるのでいい感じ」と、せっかくここまで来てタダでは帰らない。