大会のいっそうの周知と発展を誓うと共に、「またご一緒に盛り上げていただけたらありがたい」などと、改めて地元地域のみなさんにご支援を呼びかけた。
コロナ禍で、トーナメントの中止が相次ぐなど苦境に立たされた2021年。
「稼ぎ場を自分たちで作る」と、選手会長を筆頭に、理事らがそれぞれ大会役員に就いて運営に尽力するなど、選手会主導で発足してから今年ではや5回目。
初回から、サトウ食品株式会社の手厚いサポートにも支えられ、2回、3回と重ねるうち、じわじわと地元に根付いて、今では年に一度の恒例行事として楽しみしてくださる方々も多いと聞く。
とりわけ昨年の4回大会は、誰の心にも残るドラマチックなエンディングとなった。
大会の実行委員長に就任した石川遼(いしかわ・りょう)が、ツアー初のピンマイク装着プレーに挑戦するなど、盛り上げに尽力しながら、最後に“実行委員長V”。
ツアー通算19勝目(現在は20勝)で改めて“持ってる”ぶりを発揮し、会場の西那須野カントリー倶楽部は大きな感動に包まれた。
谷原も、一昨年に続く2年連続での“大会会長V”に迫る勢いを見せたが、この結末にはさすがに脱帽。
「いやほんと遼はスゴイ」と感嘆し、「遼と、みんながすごく頑張って、大会を成功させてくれた」と、労った。
何より、会場を埋め尽くしたギャラリーのみなさんのこぼれる笑顔が嬉しくて、「これからもっと楽しんでいただくために、みんなでいろいろ考えていきたい」と、誓ってからもうすぐ1年。
昨年以上の盛り上げを期して、この日の表敬訪問後に各関係者が一堂に介して行われた全体会議でも、議論に熱が入った。
「地元のみなさまのサポートに支えられ、大会の知名度も年々上がっていますし、毎年グレードアップしています。今年もいっそう盛り上げていくと共に、僕自身は大会2勝目を目指して頑張りたいと思います」。
いつも開幕前に決起集会を開いてみんなで心を一つにするコース併設の千本松牧場がリニューアル。
今月15日に控えるグランドオープンの前に、試食させてもらった新メニュー「ちぎりハンバーグ」の焼き加減を気にかけつつ、しっかりと意気込みを語った。
また大会では今月14日から、前売りチケットの販売開始を予定しており、地元での大会PRにも余念がなかった。