昨年は、6月の選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」での大会実行委員長Vと、11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」の大会アンバサダーVで2年間2勝を達成し、賞金ランキングは7位に。
33歳の存在感を大きく示した1年となったが、「勝ってもゲームの内容的に、どこかしら悪いというのも多かったし、マネジメントがやり切れてないな、というところもあって満足はしていない」。
いくばくかの悔恨を残して突入した丸3か月のオフ。
「やるべきことはやったな、というオフは過ごせたので。いい準備ができました」。
スタートラインに立つ表情は、言葉どおりに晴れやかだ。
クラブ周りに関しては、一昨年に活用していた60度のウェッジを2年ぶりに再投入。
58度を多用していた昨季は「スピンをかけて、低めの球で転がすことが多かったがグリーンの介入が多くなり、ショートサイドからのアプローチだと難しいことをしないと球を止められない」と、再変更を決意した。
黙々と練習を重ねて、染みついていた以前のイメージを払拭し、「思ったところに思った球で落とせるようになってきた」と、手ごたえを持って乗り込んできた。
「あとは日々、毎週変わっていくコースに合わせていくという準備をすればいいだけ」と、この日水曜日のプロアマ戦で最終調整は完了。
自身5年連続11回目の開幕戦。
「練習でやってきたことをやりきるしかない、というくらい自分を追い込み、いろんなことをやり切ったと思えるようなスタートを切りたい」。
初戦から完全燃焼のスタートダッシュを誓った。