前半インは、16番でチップインなど計3ホールで外から沈めてハーフ9パット。
後半も、6ホールで1パットを記録するなどみなコチコチの硬いグリーンに苦しむ中、「ジュニアのころの拾うゴルフを思い出した」と、難コースで持ち味を発揮し、2021年の関西オープン以来となる自身2度目の首位発進した。
午前組終了時点で、トップに立っていた石川航とは、同学年の25歳。
「このコースでそんなに出せるんだ」と、感心しながら、追いついた。
ジュニア時代には、幾度か試合で対戦した。
「僕が言うのもなんですが、航はもっと上でも戦えるポテンシャルがある。きっかけをつかめば上にいける。怖い相手」と、リスペクトし、「週末に一緒に回れれば楽しいな」。
土・日の直接対決に思いを巡らせ、気合が入った。
コロナ禍でデビューした20年の「ダンロップフェニックス」で金谷拓実(かなや・たくみ)と新人&現役大学生同士のプレーオフに挑み2位に。
以後、賞金シードを守り続けて5季目の春。
今オフは、特にスタミナ不足を補う体幹トレーニングで体力強化につとめて開幕を迎えた。
「1勝したい」。
同級生に負けない開幕ダッシュで、さっそく初Vをにらんでいる。