18番グリーンで行われた「バックスピン&ドライビング・チャレンジ」は、平たく言えば「ニアピン&ドラコン大会」といっていいとは思うが、今までの趣向とは一味も二味も違った。
最初に第一幕の「バックスピン・チャレンジ」は、ただ寄せればいい、ではなく、
以上、口で言うのは簡単だが、ことをややこしくさせるのは、舞台が東建多度のグリーンであること。日に日に硬さを増す状況で、果たしてこのルールで大丈夫なのか。
スタッフから心配の声も上がっていたというとおり、誰もが至難を強いられた。
決着も危ぶまれたが、今季初シードで戦う岡田晃平(おかだ・こうへい)が、唯一ルールにのっとり無事、2メートル23センチを記録。
賞金50万円を獲得し、「23歳! まだ若いので貯金します」と、喜んだ。
そして続く二幕の「ドライビング・チャレンジ」は、さらに熾烈を極める展開に。
ただ遠くに飛ばすだけではない。同時にいかにまっすぐ飛ばすかを計るためのルールは、約298ヤード先に設置されたマトに向けて打つ、というもの。
1人3球の挑戦で、いかにその中心近くに当てるか、というのが今回のお題だったのだがこれがまた強烈に難しく、そもそもマト自体に当てるのだけでも大変。
2球目に石川航(いしかわ・わたる)が中心から4メートルにぶつけられていなかったら、戦いはいったいいつまで続いたやら…。
みごと難題クリアの航。
「明日が楽しみになりました!」とニコニコ。
いただいた賞金50万円で、「スタバのカフェラテいっぱい飲みます」と感謝し、「最終日はフェアウェイキープ100%で行くので応援よろしくお願いします」と、余韻にひたった。
今年は、これまでの18番ホールを9番とし、18番を9番に入れ替えて使用。
さらに新18番のグリーン周りにギャラリースタンドを増設してお客さまをお迎えしているが、この日3日目も満員御礼で、イベントに参加したプロも感謝しきりだ。
「きょうもたくさんの方々に残っていただきありがとうございます」と阿久津未来也(あくつ・みきや)。
「男子ゴルフも最後まで盛り上がると思うので応援してください!」と呼びかけた。
日曜日の雨予報は気がかりだが、「晴れの日には見れない技が雨の日には見れたりすると思うので。ぜひ会場に足を運んで見に来てください!」と、竹山昂成(たけやま・こうせい)。
金子駆大(かねこ・こうた)も「雨でもガンガンバーディ獲って上位に行くので応援してください」と、いよいよ最終日の健闘を誓った。