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i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘 2025

田中章太郎がACNツアーから出直し!会心のラウンドで暫定ながら首位タイ発進

ACNツアー今季2戦目となる『i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘』が福岡県那珂川市の筑紫ヶ丘ゴルフクラブを舞台に開幕。大会1日目は予報に反して朝から細かい雨が降り続く天候となり、霧の影響でスタート時間も30分遅れになった。

 

風が吹き、気温も低い難コンディションの中、午前組でスタートした田中章太郎が1イーグル、7バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの6アンダー65でラウンド。出入りの激しい内容ならが暫定首位タイで初日を終えた。

 

「4ホール目でOBを打ってしまってダボにしたんですが、その後もボギーを叩いて、悪い流れになりそうだったのを堪えられたのが良かったです」。

4番ダブルボギー、5番ボギーのあとは6番から4連続バーディ。田中本人は内容はあまり記憶がないとのことだが、その理由はとにかく目の前の1打に集中していたからだ。

この日は朝から雨と風が吹く厳しいコンディションで、スコアのことを考える余裕がいい意味で無かったと振り返る。

 

昨年の田中はレギュラーツアーを主戦場に戦い、結果は賞金ランキング83位でシード獲得はできなかった。さらにQTもサードで敗退し、今季はACNツアーをメインに戦う。

「去年はレギュラーツアーに出てシードは獲れなかったんですが、レベルアップはできたと思うので、その経験を活かして今年は勝つことを目指したいですし、それがこの試合になればと思っています」。

ショット力の高さに定評がある田中だが、ウィークポイントはパッティングだ。イップスになったこともあり、左打ちや長尺にもトライした。今年は通常の長さに戻しているが、元々何か気づきがあれば積極的に試す性格のよう。極端に言えば、試合のラウンド中でも試すことがあるとのことで、そこは自分の長所だとも話している。

 

失敗を恐れずに新しいことにトライする姿勢が田中のゴルフスタイル。今日のゴルフは今日のゴルフで、明日から再び目の前の1打に挑むつもりだ。


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