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前澤杯 MAEZAWA CUP 2025

米澤蓮が開幕戦で取り逃がしたVチャンス「いいプレーでお返ししたい」

開幕戦で取り逃がした優勝を、シーズン2戦目の新規開催で獲りに行く。
米澤蓮(よねざわ・れん)が、2ラウンドを終えて、通算13アンダーで単独首位に浮上した。



初日の1イーグル、6バーディの「62」に続いてこの日は5バーディと、2日連続ボギーなしの「65」。
「先週に続いてドライバーに手ごたえがあります」と、ショットが好調。


シビアなピン位置が多く感じた後半アウトでは我慢の展開が続いたが、8、9番で1.5~2メートルのチャンスを作って連続バーディ締め。
予選カットのない2日目を、2位と1差をつけてターンし、「明日以降も自信をもってプレーができる」と、うなずいた。

最終日が雨で中止となった2週前の開幕戦「東建ホームメイトカップ」は、3差の2位に。
翌日のキャンセルを見越して前日3日目に首位獲りを狙って猛追したが、終盤のチャンスホールを獲り損ねて、そのまま順位が確定してしまった。

「よかったねって言ってくれる人が半分、残念だったねって言ってくれた人が半分で」と、周囲の反応はさまざまだったが本人は、「まだまだこれから試合がたくさんある。去年よりもいいスタートができたところは自分でも評価したい」。

のみ込んだ悔しさを、さっそく晴らす大チャンスが来ている。

10日間をかけて行われ、売り上げが本戦の賞金に充てられる本大会のプロアマ戦に、米澤は2日参加。
賞金王獲りを目指す25歳にとって、自らも積算に貢献した優勝賞金4000万円は非常に魅力的だが、「もうほんとに、試合を開催していただいたことに、感謝しかないです」と、まずは主催者に謝意。

「プロアマ戦では違った形で、いろんな方と一緒にゴルフすることができていい経験になりましたし、本戦ではぜひいいプレーでお返しがしたい」。
リベンジの初代王者で新規開催に報いる。

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