自身の大会ベストスコアをマークした。
乾ききったグリーンは強風でますます加速し、「グリーンを狙うショットでストレスがかかった」と、苦しみながらも4バーディと、ボギーはティショットがバンカー目玉になった4番のパー3だけ。
前半14、15番でいずれも手前にチャンスを作ってバーディ先行した。
2オン2パットの後半2番で3アンダーまで伸ばすと、最後9番もバーディ締め。
95ヤードから、60度で打った2打目は「感触的にはミスショット」と明かすが「引っ掛けたのがスライスラインのバックスピンで戻ってくれた」と、1メートルのチャンスを作れたのは、大会直前に受講してきたメーカー主催のマネジメント講座のおかげだ。
米名門校ゴルフ部出身の青島健吾氏を講師に迎えて今週月曜日に行われたオンライン授業は「幡地(隆寛)さんも受けていたw」と、一般アマに紛れて共に耳を傾け、「ピンが難しいときには攻めなくていい。気持ちを抑えて幅に打つ」など、滞在先の宿で3時間ほど試聴。
「マネジメントって難しいじゃないですか。正解がわからないし、いろんな人の話を聞いてみたかった」と、貴重な機会で熱心にメモしてきた攻略術は、過去2度の出場とも予選敗退し、「通り方が分かんない…」と、嘆いていた難攻不落でこそ生きた。
「狙いたくなってもピンじゃないぞ、と気持ちを抑えて。きょうはマネジメントができていた」と、まずは初日を「67」で回り切り、風の和合で3アンダーの首位タイにつけた。
「いつもよりすごく良い1日目を迎えられたので。明日からも頑張れそうです」。
2日目の目標も、まずは初の決勝進出を最優先にするそうだ。