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前澤杯 MAEZAWA CUP 2025

片山晋呉が仰天「なんか、ごめんね」菅沼菜々さんとの同組に

一般販売のプロアマ戦が10日間も行われるなど、異例尽くしの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP杯」の初日と2日目の組み合わせが22日の正午に発表された。

初日の組み合わせ


「なんで…?なんで俺がここなの?!」。
すっとんきょうな声の主は永久シード選手の片山晋呉(かたやま・しんご)だ。


石川遼(いしかわ・りょう)と、自身初めて男子ツアーに挑戦する菅沼菜々さんとの同組が決まった。

今年2月には、臼井麗香さんと初ライブを開いたことも知っている。
「結局、行けなかったけど…。光る棒(サイリウム)は買ったんだよ。アイドルだよ。アウェイだよ。アウェイでしかないよ。なんでこの組に俺なのか…」と、驚きさめやらず。
プロアマ戦後の練習グリーンでは、挨拶に来てくれた菅沼さんに謝った。

初対面ではないが、一緒にラウンドするのは初めて。
「なんか…、すみません。俺なんかと一緒の組で…」。
「いえ、私のほうがすみません!」。
通算31勝のベテランに頭を下げられ、菅沼さんのほうこそ恐縮しきりだ。


「ドライバーだけは負けたくないなあ…」などと、冗談ともつかない片山の言葉にプルプルと首を振り、「とんでもないです。飛距離も技術も全然違う。たくさん勉強させていただきます」と、けなげに頭を下げていた。


男子ゴルフにアイドル降臨です



菅沼さんが主催者から出場オファーを受けたのは、今年2月ごろだそうだ。

23年にJLPGAツアーで初優勝から2勝を挙げたが、昨24年は残念ながらシード落ち。
「QTもよくなかったので。もともと女子の試合には出られないですし、女子選手が男子ツアーに出るのは前代未聞のこと。貴重な体験をしてみたかった」と、思いを語るが、片山と石川との同組には、菅沼さんもさすがに絶句。

「ジュニアのころからずっと見て来たお2人なので…。現実に一緒に回るとなると、すごく緊張すると思いますけど、とても嬉しいです」と、稀有な機会を喜び、「とにかくご迷惑をかけないように。1打1打大事に回りたい」と、噛み締める。

女子選手で、男子の試合に予選通過をした選手はまだいないが、本大会は予選カットがない試合。
「必然的に“予選通過”になっちゃうんですけど断トツびりにはならないように」と、可憐に語った。

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