前半7番では「テンプラみたいなティショットで普通にダボ」と、躓きもあったがそれ以外は「アイアンショットがずっとチャンスについて、5~6メートルのバーディパットが打てていた」と、後半13番でも5メートルのフックラインを読み切り3連続を記録。
「自分の体感ではラフに入れたのも4回くらい」と手ごたえを話す。
実際は5回だったが誤差はわずかに1つで、問題なしだ。
「とてもいいプレーができました」と、はきはきと話した。
先週の「ミズノオープン」で、2日目に7位タイにつけたが3日目に片山晋呉と石川遼に挟まれ「すごい組み合わせとすごいギャラリーで、いつもより神経を使って後半、崩れました」と、最後は26位タイで終えたが「いつか通過しなければいけないこと。最高の経験ができた」と、糧にする。
大学時代に学内で教わった流れで、昨年から正式に、内藤雄士コーチに習うようになった。
「リズムがいいときに、いいスコアで回れるようになったと言われましたが、これからはリズムがいいからいいスコアで回れる方向に変えていきたい」と、今週の難コースも懸命に攻略中。
賞金1位を走る桂川有人(かつらがわ・ゆうと)と今季初シードで戦う清水大成(しみず・たいせい)と大学同期。
木村は3年時の「日本アマ」を獲るなどタイトルを3人で奪い合い、3,4年時は寮の同部屋で暮らした。
1年時には、ここ宍戸で行われたメーカーの学校対抗戦に、3人揃って出場して団体優勝したが、「当時は攻略の糸口が見つからず、僕はまったく貢献できなかった」という難コースで、手がかりが見つかりそうな初日の好発進だ。
「あれだけすごい活躍をしているのに昔とまったく変わらない。それが尊敬できるし、かっこいい」と、目下邁進中の桂川を仰いで「有人が道を開拓してくれているから僕らもついていきやすい」。
遅れずに同級生の背中を追う。