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中日クラウンズ 2025

片岡尚之が左ひざ痛で無念の棄権 / 今週記念の100試合を達成

100試合目は、無念のリタイアとなった。
片岡尚之(かたおか・なおゆき)が、第2ラウンドスタート前に、途中棄権を申し出た。


異変は前日初日、プレー後のトレーニング時に左ひざを痛めた。
「しゃがめないくらいになって…」。
きゅうきょケアに切り替え、今朝もティオフぎりぎりまで治療と緩和につとめたが、間に合わなかった。

1差2位に終わった昨年大会のリベンジを目指していた。
「悔しいですね」。

今大会で、初優勝を飾った2021年の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」から続けてきた連続出場100試合目。
史上4番目の偉業となる。

前週の「前澤杯 MAEZAWA CUP」の直前にも、肩やアゴの痛みと発熱を訴え病院を3軒回ってなんとか無事、出場を果たした。

ツアー競技の中にはその年の優勝者や賞金上位にしか権利がないシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」のほかにも、他ツアーとカテゴリーを分け合う共催試合などもあり、記録を続けるのは並大抵ではない。

「狙ってできたわけではなく。積み重ねが今週でちょうど100試合目となりました。嬉しいですね」と今週も、初日のプレーでまた一歩、記録を伸ばしたが、2日目以降は大事をとることにした。
「この1試合も大切ですし、この先の試合のことも考えて…。またすぐ次の試合(関西オープン)に出られるように治療したい」。


    初日は無事ティオフしましたが…

    現在、連続出場記録の1位は、宮本勝昌(みやもと・かつまさ)の151試合。
    「あと2年くらい続けないといけませんが、まず怪我をしないように。出られる資格を持てるように。1試合1試合、1打1打積み重ねていきたいです」。
    鉄人の誓いを残していったん和合を引き上げた。

      ⛳連続出場記録(データが残る85年以降)
      1位 宮本勝昌 151試合
      「2006年アジア・ジャパン沖縄オープン」~「2011カシオワールドオープン」
      2位 宮里優作 128試合
      「2013年タイランドオープン」~「2018年レオパレス21ミャンマーオープン」
      3位 宮本勝昌 110試合
      「2014年インドネシアPGA選手権」~「2018年日本ゴルフツアー選手権森ビルカップShishido Hills」
      4位 片岡尚之 100試合=継続中
      「2021年JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」~2025年「中日クラウンズ」
      ※現在、連続出場100試合以上は、4位の片岡までの4例のみ。

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