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東建ホームメイトカップ 2025

生源寺がツアー初V。最終日は中止、54ホールに短縮

大会最終日が降雨によるコースコンディション不良のため中止となり、前日までの3日間で「66」「64」「66」を記録し、2位の米澤蓮(よねざわ・れん)と3打差をつける通算17アンダーで、単独トップに立っていた生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり)がプロ5季目のツアー初優勝を飾った。


競技短縮は、昨年9月のフジサンケイクラシック以来で、賞金加算は75%とする。




生源寺 は山口県山陽小野田市出身の26歳。
昨年覇者で、賞金王の金谷拓実(かなや・たくみ)とは同学年で、昨年大会では金谷に2打差の2位で敗れていた。

お父さんの影響でゴルフに目覚め、岡山県の作陽高校では、女子ゴルフの渋野日向子さんと同級生。
その後、京都の同志社大学に進学し、3年の「関西学生会長杯」制覇。
20年のQT受験と同時にプロ転向し、23年のチャレンジトーナメント(ACNツアー)で2勝を飾ると、賞金王に就いた。

初シード選手として戦った昨年は、アジアンツアーとかけ持ちながら、ランク29位で両ツアーの“W賞金初シード”を達成。
今年もオフ返上で、フィリピン⇒インド⇒NZ⇒マカオと転戦し、開幕戦を迎えていた。

今季の目標は、PGAツアーの出場権を取ること。
シーズン終盤に日本ツアーの賞金ランキングの上位にいれば、より上のステージで予選会に挑戦できるが、「待っていて、タイミングを逃すのは嫌」と、日本ツアーのシード選手ならだれでも受験可能な1次からでも、との覚悟はしている。

名字は天台宗の開祖・最澄生誕の地といわれる滋賀県の生源寺が由来で、あだ名はゲンジ。
身長162センチ、体重は65キロ。

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