大混戦のリーダーボードで、通算12アンダーは、首位とはわずか2打差。
プロ5季目の初優勝を飾った先週の開幕戦「東建ホームメイトカップ」に続いて、さっそく2勝目を飾る大チャンスだ。
伸ばし合いの展開で、初日は43位タイと出遅れたのは、事前のコースチェックがしきれなかったから。
本戦まで10日間をかけて行われた超ロングプロアマ戦で、生源寺は2日の参加となったが、くしくも初V直後の選手と回れるということで、アマチュアのみなさんとのラウンド中も終始、お祝いムード。
そんな中で、自分のことにかまけることなどできず、むしろ要望に応えて低い球を打ったり、あえて難しいライからアプローチをしてみたり。
アマチュアの方との交流を最優先にしたために、コースメモはほとんど真っ白。
情報不足のまま本戦に突入した。
このため、試合をしながらコースチェックをした初日は2アンダーの「68」にとどまったが、2日目以降はしっかり2日連続の「65」をマーク。
「明日につながるラウンドができてよかった」。
優勝争いに間に合ったのはよかった。
先週の「東建ホームメイトカップ」は、最終日が雨で中止となり、プレーをしないで初Vが決定したが、仲間が水シャワーでお祝福してくれたし、高校同期の渋野さんからラインも来たし、明けて今大会でも会場入りするなりお祝い攻め。
「先輩とかにもおめでとう、と言っていただいたりして。嬉しかった」と、余韻に浸る。
初Vからの連勝を達成したのは、日本勢なら木下稜介(21年日本ゴルフツアー選手権→ダンロップ・スリクソン福島オープン)と、当時アマの蟬川泰果(22年パナソニックオープン→日本オープン)だけ。
史上3人目の快挙へ。
「毎週、お祝いしてもらえたら最高ですね」。
ちらりと欲が出た。