短期決着とはなったが、54ホールの内容は1イーグル、17バーディに加えて、3日間でボギーは2個だけ。
とりわけ、ボギーなしの「66」で回った3日目に、バンカーから難なくパーを拾った9番を勝因のひとつに挙げ、「今年のオフ、8番アイアンを使ってバンカー練習したんです。サンドウェッジと違ってかなり開かないと上げられない。極端にやらないと打てない。クラブの構えや使い方が身についた」と、セーブ率は100%で今週1位に。
得意のショットもますます切れ、一昨年からタッグを組む明神キャディも「去年までとは、全然ゴルフが違う。格段に上手くなっている。相当、やってきたんだ、と」。今オフの成果に目を見張る。
「意気込みも昨年までとは全然違って、今年は開幕から戦闘モードでした」と明神さん。
昨年大会で、同学年の金谷に2打差で敗れて2位に。
生源寺は「自分も、早く優勝したいという気持ちがあった。同世代の選手が上に行っている姿を見て早く追いつきたいな、とずっと思って、それが原動力でもありました」と回顧し、「去年も勝てない試合もたくさんありましたし、自分が取り組んでいることの答え合わせを早くしたかった」。
強い決意でみごとに1年前の雪辱を晴らした。